電験三種を独学でやってるけど勉強の進め方これでいいのかなぁ?楽して合格できる方法無いかなぁ
電験三種をなめたらダメだよ!難関資格だしそう簡単には合格できないんだ!一般的に1000時間の勉強時間がかかると言われているくらい大変なんだよ!
1000時間!!!??? えーっと・・・おやすみなさい。
ちょっと待って!難しいけど勉強の流れやコツが分かっていれば効率良く取得できるよ!電験三種を取得した私が効率の良い勉強方法を具体的に教えるね!
そうなんですね!ぜひお願いします!(ほんとうかなぁ)
- 電験三種の勉強の流れ①「サラッと参考書で基礎固め」
- 電験三種の勉強の流れ②「過去問10年分で実践練習」
- 電験三種の勉強の流れ③「①と②で間違えた問題、苦手な分野を徹底対策」
まずは資格合格までの全体の流れは分かっているかな?合格に導く為の資格取得の流れは別記事で説明しているからぜひ読んでみて!
- STEP1:目標地点(合格)と現在地(自分の力量)の距離(位置関係)を明確にする
- STEP2:現在地から目標地点までのルート(勉強方法)と乗り物(参考書)を決める
- STEP3:乗り物(参考書)とルート(勉強方法)から必要な時間を算出し計画を立てる
- STEP4:前進への意欲を持って計画的に進める
ふむふむ まずは過去問をやってみた方がいいのか!
そうだね!敵を知るという意味でも過去問でどれくらい難しい資格か?自分の実力はどれくらいか?知ったほう良いよ! でも本記事ではSTEP2のルート(勉強方法)について電験三種に当てはめて教えるよ!
電験三種の勉強の流れ①「サラッと参考書で基礎固め」
電験三種の勉強の流れは「参考書で基礎固め」からの「過去問10年分で実践練習」
受験予定の科目は人それぞれだと思いますが今回は4科目受験する際のパターンについて書いていきます。
電験に関する知識が無い人はまずは問題集では無く参考書でしっかり知識を蓄えましょう!
ここである程度基礎を固めておけば後の過去問練習で3~4割得点が取れるようになっております。
参考書勉強はひたすらインプットだからちょっと大変だよね・・・私は計算問題が好きだったので理論の計算問題を間に入れながらモチベーション維持しました。
計算問題も嫌いな僕はどうしたらいいの??
勉強効率に大きく影響する参考書選びは慎重に!
参考書選びですが4科目で1冊の参考書はオススメしません。1冊にまとめているものはどうしても内容が薄くなってしまい最初の入門書としてはいいかもしれませんが、長く使用できません。
長く使用するのであれば科目毎に分かれている参考書にしましょう。良書と言われているのは電気書院の「これだけシリーズ」、OHM社の「完全マスターシリーズ」、TAC出版の「みんなが欲しかったシリーズ」です。
商品レビューや実際に本屋で確認して自分に合ったものを選んでみてください。
私は理解が必要な電力と機械はこれだけシリーズにしました。とにかく分かりやすいので理解力を高めるなら抜群です!
理論はある程度アドバンテージがあった事と法規は暗記重視だったので完全マスターシリーズで辞書替わりとして活用しました。
また、4科目の参考書を揃えるのは金銭的にちょっと・・・・という方は中古買いがオススメです。
中古買いの方法については下記記事で書いていますので良かったら読んでみてください!
よーし!良書全て買って良いとこ取りだ!!
それは一番やってはいけない方法だよ!参考書は何周もやる事が大事だから買いすぎで中途半端が一番危ない!
そうなの?危なかった!
まずは科目別の参考書を汚しながら一周しよう!
参考書を選んだら章・チャプターなどの単元毎に毎日勉強を進めてみてください。
できれば4科目を同時並行して勉強した方が良いです。科目で集中すると他の科目が次の過去問練習の時に間隔があいてしまい忘れてしまっている可能性があります。
そして進め方のイメージですが、まずはサラッと一周くらいのイメージで良いと思います。
一周目に全てを完璧に覚える必要はありません!何度も反復して覚えていくものなので一周完璧に進める事を意識するよりも2周目、3周目まで反復学習できる日程となるように計画的に進めしょう!
参考書での勉強で1つポイントがあります!
それは参考書をハイライト(マーカー)やメモでどんどん汚すことです!
勉強している時にこれ大事だなぁって思うときありませんか??そんな時はすかさずハイライト(マーカー)をつけてください!
ハイライトがあると視覚的に印象に残りますし2周目3周目、本番直前で見返す時にどこが大事なところかすぐ分かりますよね??
私は黄色のハイライトが好きだったので黄色だらけになりました笑
また、理解できた時は自分の言葉で参考書にメモしてしまいましょう!
自分の言葉でまとめる事でアウトプットになり覚えやすいですし、自分自身が理解できなかった参考書の不足や言い回しを自分の言葉や図で補完できるので自分にとって最強の参考書になります!
よしっ!ハイライトだらけにしてやるぞ!
それだと重要な箇所と重要ではない箇所が分かりずらいですよ!笑 ただ実際勉強してるとどれも重要に思えてくるので私もハイライトだらけになることもありました! そうなったらまとめて覚えてしまいましょう!
- 電験三種のスタートは参考書でサラッと一周がオススメ!
- 商品レビューや現物確認で自分に合った参考書を選ぶ
- 参考書はハイライトやメモで足跡を残しながら勉強する
電験三種の勉強の流れ②「過去問10年分で実践練習」
サラッと基礎を固めたら早めに過去問練習に移る
4科目の参考書をそれぞれ1周できたら早速過去問練習に入りましょう!
10年以上掲載された解説が充実している過去問題集を用意してください!
毎日4科目1年分を解くことは大変なので科目毎にバラバラに進めても構いません。
但し、問題を解いた後は答え合わせをして解説まで読むところまでは必ず1セットとしてください。
問題を解いて答え合わせを別日にしてしまうと問題の内容を忘れており、まずそこの理解から始まるので効率が悪いです。
1科目を解説の熟読まで勉強するとなると1~2時間かかる為平日の1日で4科目の過去問を解く事は非常に難しいです。
よって平日は1科目だけ過去問演習をして残り3科目は参考書を読み返して復習するなど毎日4科目全てに触れるようにしてください!
筋トレやスポーツと同じように1日サボると取り返すのに時間がかかると言われるものと一緒です!
過去問でどれくらい点数が取れるかやってみよ
いいですね!点数は記録しておいて成長の過程も確認できるとモチベーションUPに繋がるよ!
過去問だけでは通用しない!参考書と苦手な分野の補強で徹底理解!
過去問は本番と同様の問題を解いて実践力を養えますが、大事なことはどの問題が解けないかを確認しそれを解けるように克服することです。
というのも電験三種は過去問を完璧に解けるようになっても合格できないようになっている厄介な資格なのです!
ではどうすればいいのか?それはしっかり理解を深め応用力を付けるしか方法はありません!
よって問題を解く事よりも解説を読むことに時間をかけてください!
解説を読むだけで理解できない時は参考書を読み返して理解を深めましょう!
私の場合、誘導機と同期機の動作原理が全然理解できなかったので何度も参考書を読み返しました。それだけでは足りなかったので「マンガで分かるモーター」で補強もしました。
苦手の克服が大事です!しっかり理解する事で応用力が付きますよ
苦手分野は後回しにしたいなぁ・・・やるしかないのか・・・
1~2年分は最後の力試し用に残しておく
過去問はどんどん解いてしまっても構いませんがラストスパートの力試しで使うので1~2年分残しておくと良いでしょう。
力試しをするタイミングですが、あまり直前過ぎても良くありません。合格点に届かなかった時に自信を無くしてしまいます。
よって最後の力試しは1ヶ月前後である8月上旬~中旬で解いてみる事をオススメします!
また、過去問を何年分解くべきなのか?
かけることのできる勉強時間にもよりますができれば10年分は解いて欲しいです。
古い過去問を持っているのであればもう少しやっても構いませんが、時間がなくて解説の熟読が疎かになるくらいでしたら10年分をしっかりやってもらった方が良いです!
- 1日の中で過去問ができない科目については参考書を読み返し、15分だけでも勉強しておく
- 過去問は間違えた問題の解説を熟読し分からないままにしておかない!
- 最後の力試しで過去問1~2年分残しておくと良い
電験三種の勉強の流れ③「①と②で間違えた問題、苦手な分野を徹底対策」
参考書や過去問は「完璧な1周」より「ざっと3周」がオススメ!
もうお気付きかもしれないですが参考書や過去問はサラッとやって何周もした方が効率良く勉強できます。
繰り返し解く勉強法は一般的にも非常に効果的と言われております。
記憶を司る「海馬」は必要と判断した記憶のみ長期記憶となる大脳皮質へ送ります。繰り返し解く反復勉強をすることで海馬が必要な情報だと勘違いしてくれて記憶の定着に繋がるそうです。
脳科学的にも効果的に手法ということになりますね!
私の場合、2周目以降は分からなかった分野をしっかり勉強し、それ以外はハイライトだけ読むようにして時短を図りました。
完璧な1周をするくらいであればざっと勉強して何周もする方がよっぽど効果的なのです。
インプットとアウトプットのスパイラルアップ!相乗効果を上手に使う
国家資格の取得自体はインプット型のスキルとなります。
しかし、勉強において参考書や解説の熟読することはインプット型、過去問で実際に解いてみることはアウトプット型と分けることができます。
どちらかに偏っては実力は中々上がりません。バランスよく参考書勉強や過去問練習を行いインプットとアウトプットのスパイラルアップを目指しましょう!
勉強の流れ①「サラッと参考書で基礎固め」→②「過去問10年分で実践練習」はインプット型→アウトプット型の流れができております。
そして最後の流れ③は①と②をひたすら繰り返しインプット型とアウトプット型のスパイラルアップを図ります。
天までスパイラルアップ目指そうか
・・・頑張って!
苦手を無くす事こそが合格への近道
繰り返し解く勉強法について1点注意があります。それは定着した知識、分野は極力手をつけないという事です。
まだ理解できていない、自信が無い範囲は繰り返し解いて定着することをオススメしますが定着したところは基本的にやらなくてもいいでしょう。
もう解けている問題は勉強せず、間違えた問題を集中して解く事が大事です。
国家資格はいかに効率良く解くかが合格への近道!間違えた問題を集中して解く方法については別記事に書いていますので良かったらご覧ください!
電験三種は苦手を無くすことが合格への近道です!
- 脳科学的にも参考書や過去問を「完璧な1周」より「ざっと3周」する方が効果的
- インプットとアウトプットをバランス良く使いスパイラルアップを図る
- 苦手分野を徹底的に潰しこむ!
以上が電験三種を合格する為の勉強の流れになります。勉強の流れ①~③までやりきれば苦手分野も克服でき、最後の力試しで6割以上解けるはずです!これを9月の本番までにやりきってください!
なんかできそうな気がしてきました!!ひよこ頑張ります!!
努力はきっと報われます!正しい勉強の仕方をすれば絶対に合格できますので自分を信じて頑張ってくださいね!
勉強を始めるタイミング、1日の勉強時間は人それぞれ違います。
この記事を参考にしていただき自分に合った作戦・計画を立ててから勉強を始めていきましょう!
勉強の進め方で分からない事があれば遠慮なくお問い合わせください!
ではまた!